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利下げ開始に必要な確信「そう遠くない」、FRB議長証言 - ロイター (Reuters Japan)

FRB、利下げは景気次第 引き締め策のリスク認識=議長議会証言

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、上院銀行委員会の公聴会で証言を行い、FRBは引き締め的な金融政策が労働者にもたらすリスクを「十分に認識している」としながらも、利下げはインフレが引き続き低下し、FRBの期待通りに経済が進展するかにかかっていると述べた。写真は3月7日、公聴会で証言するパウエルFRB議長(2024年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、上院銀行委員会の公聴会で行った証言で、FRBが利下げに着手するために必要なインフレ低下に対する確信は「そう遠くない」将来に得られるとの考えを示した。

パウエル氏は「われわれは正しい位置にいる。インフレ率が持続的に(目標とする)2%に向かっていると確信が得られるのを待っている」とし、「その確信が得られるまでそう遠くないが、確信が得られれば、景気後退(リセッション)を引き起こさないよう、制約的な政策の水準を引き下げ始めるのが適切になる」と述べた。

公聴会の冒頭、上院銀行委のシェロッド・ブラウン委員長(オハイオ州選出、民主党)がパウエル氏に対し、FRBはなぜ失業を防ぐために利下げを急がないのか質問。

これに対しパウエル氏は「そうしたリスクは十分に認識しており、回避することを強く意識している」とした上で、「力強い成長の継続、堅調な労働市場、インフレ抑制の進展といったわれわれが期待し、目にしている道筋に沿って経済が発展すれば、制約的な政策を慎重に解除していくプロセスを年内に開始することができ、開始することになると考えている」と語った。

パウエル議長は前日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言。「米経済がリセッション(景気後退)に陥っている、または何らかの短期的なリセッション陥るリスクがあると考える根拠はない」とし、「経済が予想通り大幅に進展すれば、今年のある時点で政策抑制の縮小を開始するのが適切な可能性が高い」と述べた。 もっと見る

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Covers the U.S. Federal Reserve, monetary policy and the economy, a graduate of the University of Maryland and Johns Hopkins University with previous experience as a foreign correspondent, economics reporter and on the local staff of the Washington Post.

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