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モルガンS、TOPIX年末目標2800に上げ-中国株指標は下げ - ブルームバーグ

モルガン・スタンレーは、中国株の主要指標の年末目標を引き下げ、日本の株価指標目標は上方修正した。日本株と中国株とのパフォーマンスギャップが拡大する状況が背景にある。

  MSCI中国指数の年末の基本シナリオ目標を従来の60から53に下げる一方、東証株価指数(TOPIX)の年末目標は2800に設定し、従来の2600から引き上げた。MSCI中国指数は想定する1株利益と株価収益率の下方修正、TOPIXは上方修正に基づくという。

  TOPIXの予想株価収益率の市場コンセンサスは14倍で、モルガン・スタンレーも同じ数字を想定していたが、ジョナサン・ガーナー氏を中心とする株式ストラテジストらは「15倍を維持できるという見方が、目標引き上げの大きな要因」と説明した。

  「地政学とマクロ、利益ファンダメンタルズの変化を反映する年初来のパフォーマンス乖離(かいり)」が、投資家にポートフォリオの再配分を促しているとストラテジストが25日のリポートで指摘した。

  ハンセン指数の目標は1万8500から1万6000、ハンセン中国企業株指数は6350から5450、CSI300指数は3850から3500にそれぞれ下向き修正した。

Morgan Stanley Sees Little Upside for China Stocks

  中国市場については、「製造業と工業、クリーンエネルギー部門に偏る状況や、2024年中に徐々に強化が見込まれるオンショア政策緩和への反応が歴史的により大きいことを考え合わせると、われわれはオフショア中国株より(人民元建て)A株を引き続き選好する」とした。

  グローバル投資家は中国に代わる投資先を求め、同国株は日本株をアンダーパフォームしている。中国の景気回復と不動産危機を巡る不安は払拭(ふっしょく)されておらず、当局による 株価支援策もセンチメントを持続的に改善させるには至っていない。

  チーフ中国株ストラテジスト、ローラ・ワン氏を含むアナリストらは、中国株式市場の持続的回復には、政府による十分なマクロ刺激策と市場安定を図る一層の協調行動が必要との見解を示した。

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原題: Morgan Stanley Cuts China Stock Targets, Raises Japan Estimates、CORRECT: Morgan Stanley Cuts China Stock Targets, Raises Japan、China Stock Recovery Requires More Stabilization Efforts: MS(抜粋)

(ストラテジストの見解を追加して更新します。更新前の記事で6月末時点を従来の目標に訂正済みです)

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