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ECB利下げ回数はデータ次第、物価「正しい方向」=レーン氏 - ロイター (Reuters Japan)

ユーロ圏インフレ低下も利下げ時期はデータ次第=ECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは13日、ユーロ圏のインフレ率は低下しているものの、ECBのいかなる利下げも今後のデータ次第になると述べた。2016年12月撮影(2024年 ロイター/Ralph Orlowski)

[マドリード 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは13日、ユーロ圏の物価動向は正しい方向に向かっているとしながらも、ECBが実施する利下げの回数はデータ次第になるとの考えを示した。

レーン氏はスペイン国営放送TVEのインタビューに対し「トレンドは極めて良好で、これが継続することを願っている。われわれにはまだ時間がある。私自身も、他の理事会メンバーも、ECBの次の動きは利下げになるとの見方を示してきたが、正確なタイミングはデータ次第になる」と述べた。

その上で、ECBはインフレ率を2%前後に戻すことを目標としているが、インフレ率はまだ3%に近いと指摘。「利下げを何回行うかは、目標に向けどの程度前進できるかにかかっている」と述べた。

欧州連合(EU)統計局発表の1月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.8%。前月は2.9%だった。 もっと見る

ECBの次回理事会は3月7日。

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