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日経平均は4日ぶり反落、主力株に上昇一服感 - ロイター (Reuters Japan)

日経平均は4日ぶり反落、主力株に上昇一服感

 2月28日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比31円49銭安の3万9208円03銭と、4営業日ぶりに反落して取引を終えた。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比31円49銭安の3万9208円03銭と、4営業日ぶりに反落して取引を終えた。短期的な上昇による過熱感や、月末のリバランス(資金の再配分)に絡んだ売りが意識された。これまで日本株の上昇をけん引してきた半導体関連などの主力株は横ばい圏での推移となり、日経平均は前日終値(3万9239円52銭)を挟んだ方向感に欠ける値動きとなった。

日経平均は50円安と、小幅安で寄り付いた。日米の決算が一巡し新規の材料が少ない中、値動きに乏しい展開が継続した。取引時間中の値幅は上下208円にとどまった。ただ、これまで出遅れていた銘柄を物色する動きもみられ、バリュー株の一角はしっかりだった。

日経平均は前日までの3営業日で1000円近く上昇した。足元では短期的な過熱感が意識されるものの、調整が一巡した3月には4万円の大台を突破するとの見方が少なくない。「株価モメンタムが非常に強く、3月上旬公表の経済指標次第ではあっさり超える可能性がある」(国内証券ストラテジスト)という。

SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「国内では賃上げや資本効率の改善といった好材料が多いものの、米金融政策を巡っては不透明感が漂い様子見となりやすい」との見方を示した。目先としては29日公表の1月の米個人消費支出(PCE)、3月6─7日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に関心が向かっているという。

TOPIXは0.13%安の2674.95ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.13%安の1376.69ポイント。プライム市場の売買代金は4兆7762億1800万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガス、パルプ・紙、水産・農林など20業種で、値下がりはその他製品、海運、ゴム製品など13業種だった。

主力株では、指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983.T), opens new tab、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabが軟調。半導体関連の信越化学工業(4063.T), opens new tab、SCREENホールディングス(7735.T), opens new tabも売られた。半面、リクルートホールディングス(6098.T), opens new tab、ファナック (6954.T), opens new tab、東京エレクトロン(8035.T), opens new tabはしっかり。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.55%高の779.71ポイントと、3日続伸した。今日グロース市場に上場したCocolive (137A.T), opens new tabは公開価格の2.24倍の3990円で初値を付けた後、3295円で引けた。同じく新規上場の光フードサービス(138A.T), opens new tabは初値持ち越しとなり、最終気配値は公開価格2.3倍の6120円となった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが906銘柄(54%)、値下がりは698銘柄(42%)、変わらずは47銘柄(2%)だった。

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