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ドル・円は140円前半に上昇、米雇用統計後の金利上昇や株高が追い風 - ブルームバーグ

5日の東京外国為替市場でドル・円相場は1ドル=140円台前半に上昇した。米雇用統計を受けて金利上昇・ドル高が進んだ先週末の流れが継続。株高を背景にリスク選好の円売りも優勢となった。

 
  • ドル・円は午後3時14分現在、前週末比0.2%高の140円23銭。一時140円26銭まで上昇

  ソニーフィナンシャルグループの石川久美子シニアアナリストは、米雇用統計は「いかようにも都合良くみることができる結果」だったと株高・金利上昇の背景を説明。「ドルに対して円を大きく買う地合いでもない」とし、ドル・円は高値圏での推移が続くと予想した。 

ドル・円相場と米2年債利回り

  5日アジア時間の取引で米2年債利回りは一時4.55%付近に上昇。大幅高となった前週末の米国株に続き日本株も上昇し、リスク選好ムードが広がった。 

  5月の米雇用統計では予想を上回る雇用の伸びが示された一方、失業率が悪化し、平均時給の伸びが鈍化。石川氏は「労働需給の緩和で、7月までの追加利上げは織り込みつつもさらなる利上げが必要になるというところまでは行かない内容」と解説する。

  米金利スワップ市場では6月の利上げ休止の織り込みが7割程度と雇用統計発表前とほぼ変わらず。一方、7月までの追加利上げの織り込みは6割超から8割超となり、年内の利下げ織り込みは1回分程度に低下した。

  SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、あとは今月中旬に発表される米消費者物価指数(CPI)次第だとした上で、ドル・円は「何もなければ素直に上がっていく」と予想。ただ、140円以上は「レッドゾーン」に入るため、日本の通貨当局の円安けんのトーンの変化には注意が必要と話した。

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