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「ボルマゲドン」再来リスク、JPモルガンが検証-ゼロDTE巡り - ブルームバーグ

JPモルガン・チェースのストラテジストらは、満期まで24時間未満という超短期のオプション「ゼロDTE(ゼロ・デー・トゥー・エクスパイレーション)」の取引拡大が市場全体に影響する「ボルマゲドン2.0」を引き起こすリスクを高めるとの自らの主張について、あらためて詳細な説明を加えた。この主張は論争を招いている。

  新たな研究では、全てのトレーダーが保有するゼロDTEオプションを手じまうという極端な事象が起きた場合、S&P500種株価指数の5%下落が薄商いという最悪のシナリオでさらに20%の下げをもたらすとの試算結果が得られた。

  こうした研究は、ゼロDTEの足元の取引活況と2018年2月のボラティリティー(変動性)急上昇を比較した同行独自の警告は 行き過ぎとの見方に反証を示す狙いがある。JPモルガンの推計によると、ゼロDTEの想定元本は1日当たり約1兆ドル(約136兆円)。

  ペン・チェン氏率いるチームは6日付リポートで、「ゼロDTEの巻き戻しに伴い推定される市場への影響は、あらゆるシナリオで当初の市場ショックを超える。これはゼロDTEの反射的な性質と市場安定に対する潜在的リスクを浮き彫りにするものだ」と指摘した。 

  ゼロDTE活況に伴う脅威への対応はオプション市場の大きさやゼロDTEの期間の短さ、こうした取引の利用者を巡る不透明感が課題だ。ウォール街にはデリバティブ(金融派生商品)であるゼロDTEは市場変動性を低下させるとの見方もあるが、JPモルガンのチームは極端な変動をもたらす要因と考えている。

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Source: JPMorgan

原題: JPMorgan Spells Out ‘Volmageddon’ Risk on Zero-Day Option Craze(抜粋)

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