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ボストン連銀総裁、「さらにやるべき仕事ある」-インフレ沈静化で - ブルームバーグ

米ボストン連銀のコリンズ総裁は、インフレ沈静化に向け金融当局にはさらにやるべき仕事があるとの見解を示した。

  総裁はバーモント州銀行協会で今週行った講演で「予想を上回る消費者・生産者物価の上昇のほか、労働市場の強さを示す指標が続いていることを踏まえ、インフレ率を金融当局の目標である2%へと戻すため、われわれにはさらにやるべき仕事があるという認識を私は強めている」と発言。 講演の映像をボストン連銀が3日に公表した。

  「インフレを目標水準へと低下させるには、フェデラルファンド(FF)金利をさらに引き上げて十分に景気抑制的な水準とし、その水準で恐らく長期間維持する必要あると想定している」とコリンズ氏は述べた。

  「住居を除くサービス分野のインフレは依然極めて高く、鈍化のためには労働市場の沈静化が必要となる可能性が高い。労働市場がなお極めてタイトなのは明白だ」とコリンズ総裁は指摘した。

  その上で、連邦公開市場委員会(FOMC)としてインフレ目標を達成し、物価安定と最大限の雇用という議会から課された責務を遂行する「決意は変わっていない」と言明。「深刻な景気低迷をもたらさずにインフレを鈍化させる道はあると、私はなお楽観している」と語った。

原題:Collins Says Fed Has More Work to Do to Return Inflation to Goal(抜粋)

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