Search

債券は下落か、米長期金利が4%台で一段上昇の動きー先物は底堅さも - ブルームバーグ

債券相場は下落が予想されている。米国で積極的な利上げ観測が強まり、4%台に乗せた米長期金利が一段と上昇したことへの警戒感から売りが優勢となる。ただ、日本銀行が指し値オペに加え、定例の国債買い入れを実施することは相場全体を下支えし、先物は底堅い推移になるとの見方が出ている。

  新発10年国債利回りは日銀の許容上限0.5%付近で高止まりする見通し。今後の日銀による政策修正観測が根強く、買いが入りにくい状況が続く見通しだ。

  全国の物価の先行指標となる2月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)が発表される。ブルームバーグ調査では、前年同月比3.3%上昇と41年8カ月ぶりの高水準となった1月(4.3%上昇)から急減速する見通し。今後の物価の基調の弱さが示されれば、相場の支えになる可能性がある。

2月の消費者物価は急低下へ、政府支援策効果で-市場は「幅」を注視

長期国債先物(3月物) 146円50銭付近~146円60銭台半ば(2日は146円63銭)
新発10年物国債(369回債)利回り 0.500%程度(2日は0.500%)

  先物夜間取引で3月物は序盤に146円77銭まで買われた後は、米長期金利の上昇を受けて徐々に水準を切り下げ、2日の日中取引終値比4銭安の146円59銭で引けた。

長期国債先物夜間取引推移

市場関係者の見方

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト

  • きょうの債券相場は、先物が買い戻し圧力から底堅く推移と予想
  • 超長期ゾーンは調整過程に入ったようだが、押し目買いはあろう
  • 日銀の国債買い入れも相場にフォローとみる。しかし、オファー額が減額された際は程度によって逆に作用しよう
  • 新発10年物369回債利回りの予想は0.500%、先物中心限月では146円49銭~146円65銭

日銀オペ

  • 定例の国債買い入れオペの対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、10年超25年以下、25年超
  • 10年国債を0.50%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを毎営業日実施。チーペスト銘柄を対象とした指し値オペも当面継続

背景

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細
https://ift.tt/3z0IuDY
ビジネス

Bagikan Berita Ini

0 Response to "債券は下落か、米長期金利が4%台で一段上昇の動きー先物は底堅さも - ブルームバーグ"

コメントを投稿

Powered by Blogger.