中国国家統計局が３０日発表した４月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は、前月より２・７ポイント低い４９・２だった。景況感の改善・悪化の分岐点となる「５０」を昨年１２月以来、４か月ぶりに下回った。
項目別で輸出や新規受注がともに５０を割り込み、金融の混乱に伴う欧米の景気減速が影響した可能性がある。規模別では、大企業が前月より４・３ポイント低い４９・３と下落の大きさが目立ち、中堅企業（４９・２）、中小企業（４９・０）も５０を下回った。
非製造業のＰＭＩは５６・４と前月から１・８ポイント低下したものの、４か月続けて５０を大きく上回った。ゼロコロナ政策が終了し、飲食や小売りなどの回復が追い風となっている。（中国総局 山下福太郎）
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