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ことしの「秋の叙勲」4075人が受章 - nhk.or.jp

「旭日大綬章」を受章する飯島彰己さんは、神奈川県出身の73歳。

大手商社の三井物産で鉄鋼部門をはじめとした金属や資源などの事業に長年携わり、2009年から社長を、2015年から会長を、それぞれ6年間務めました。

また、経団連の副会長や大手商社などでつくる日本貿易会の副会長も歴任し、諸外国との関係強化などにも尽力しました。

今回の受章について、飯島さんは「大変光栄で、感激すると同時に身の引き締まる思いです。一緒に仕事をしてきた国内外の皆様のご指導とご支援のたまものです」と述べました。

飯島さんは社長に就任した前の年にリーマンショックを経験し、資源価格が落ち込む中でも投資を継続する姿勢を打ち出しました。

このころについて「資源に乏しい日本の経済安全保障の視点で考えたときには資源のビジネスを追求していく必要があるという考え方をしていた」と振り返りました。

また、近年の国際情勢については「先進国と新興国が互いの経済発展のために関係を深めていこうという『求心力』が薄くなり、各国の国益を優先する『遠心力』が強まっていると感じている。こうした中で商社が担ってきた世界中の国と国、企業と企業、人と人をつなぐ仕事の意義はより大きなものになっている」と述べ、商社が担う役割が重要さを増しているという認識を示しました。

一方、日本の経済界や若者へのメッセージとして「環境問題やAIなどの急速な技術進歩にどう適応していくかが問われていて、課題が山積した状態になっている。これはリスクでもあるが、同時に多くの産業にとって大きなチャンスでもあるので、ぜひ果敢に挑戦して新しい道を開いてほしい。私自身もより豊かな未来の実現のために微力ながら努力していきたい」と述べました。

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