スターバックス株、22年５月以来の大幅高－会社予想修正で安心感 - Bloomberg - ブルームバーグ

２日の米株式市場で、スターバックスが急伸。2022年５月以来の大幅高となった。底堅い需要で第４四半期の売上高が市場予想を上回った。また2024年度に関して従来より控えめな会社予想を示し、従来予想では目標達成は困難とみていた市場に安心感が広がった。

　　同社の２日発表によれば、第４四半期（10月１日終了）の既存店売上高は８％増。来客数と客単価の増加が寄与した。アナリスト予想の平均は6.3％増だった。米国と中国でも既存店売上高の伸びは市場予想を上回った。

　　一方、スターバックスは24年度について、世界と米国の既存店売上高を５－７％増と予想。昨年秋に示したより積極的な予想（７－９％増）から引き下げた。米消費者の家計の厳しさや中国経済の回復の遅さに対する懸念から、市場ではスターバックスの従来目標は高過ぎるとの見方が一部で広がっていた。今回の会社予想引き下げで安心感が広がったもようだ。

　　レイチェル・ルジェーリ最高財務責任者（ＣＦＯ）はアナリストとの電話会見で、新しい既存店売上高の増加率予想について、利益成長を生み出す上で「よりバランスの取れたアプローチ」だと説明した。24年度通期の総売上高については10－12％増の下限を予想。１株利益については15－20％増との見通しを示した。

　　ニューヨーク市場でスターバックスの株価は一時11％高となった。

　　第４四半期の新店舗を含む売上高は94億ドル（約１兆4100億円）で、市場予想を超えた。利益は１株当たり1.06ドルと、こちらも市場予想を上回った。スターバックスは秋の新商品を早めに投入するなど顧客を引き付ける戦略を展開。また顧客の間では食べ物の注文も増えており、客単価の増加につながっている。

スターバックス:４Ｑ既存店売上高+8％：スナップショット

原題： Starbucks Up Most Since May 2022 on Confidence in Forecast (3)（抜粋）

(株価の動きや業績予想について追加し、更新します)

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