Search

米新築住宅販売、7月は1年半ぶりの高水準-市場予想も上回る - ブルームバーグ

米国の新築一戸建て住宅販売は7月に増加し、約1年半ぶりの高水準となった。中古住宅市場で物件供給が限られていることから、住宅建設業者が引き続き恩恵を受けている状況が示された。

キーポイント
  • 新築一戸建て住宅販売(季節調整済み、年率換算)は前月比4.4%増の71万4000戸
    • ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は70万3000戸
    • 前月は68万4000戸(速報値69万7000戸)に下方修正

  住宅ローン金利がおよそ20年ぶりの高水準に跳ね上がっているため、大半の住宅所有者は自宅を手放して住み替えることに消極的だ。これが中古住宅市場の在庫不足を招き、買い手候補が新築物件を求める動きにつながっている。建設業者も購入者に対する優遇措置を拡充している。

  ただ、最近の住宅ローン金利の上昇加速で住宅建設業者の 景況感は弱まっている。全米抵当貸付銀行協会(MBA)が23日発表したデータによると、18日終了週に30年物固定住宅ローン金利は15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し7.31%となった。これは2000年後半以来の高水準。住宅購入申請の指数は6週連続で低下し、1995年以来の低水準となった。

  米30年物固定住宅ローン金利、7.31%に上昇-2000年以来の高水準

  供給逼迫(ひっぱく)と高水準の借り入れコストが相まって、新築住宅の販売価格(中央値)は43万6700ドル(約6320万円)と、前月に比べて上昇した。前年同月比では8.7%下落したが、新型コロナ禍前の水準を依然として大きく上回っている。 

  販売されたが未着工の物件(受注残を示す指標の一つ)は、今年に入ってからの最低水準に落ち込んだ。

  7月末時点で売りに出されていた物件は前月比2.1%増加の43万7000戸。販売に対する在庫の比率は7.3カ月と、22年の早い時期以来の低水準に並んだ。 

  地域別では中西部と西部が昨年の早い時期以来の高水準。北東部と南部では減少した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題: US New-Home Sales Rise to Highest Level in Over a Year (2)(抜粋)、US July New Home Sales Rose to 714k; Est. 703k(抜粋)

 

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細
https://ift.tt/D9mpPE8
ビジネス

Bagikan Berita Ini

0 Response to "米新築住宅販売、7月は1年半ぶりの高水準-市場予想も上回る - ブルームバーグ"

コメントを投稿

Powered by Blogger.