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<為替> ドル指数が小幅上昇し、ドル/円は8週間ぶりの高値を付けた。6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)で米経済の堅調さが示唆されたことを受けた。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は、0.2%高の105.81。
一方、ドルは対円で0.4%高の159.59円。一時159.62円まで上昇した。
先週、日銀が国債買い入れ減額の具体的計画を7月末の決定会合に先送りしたことで、円は圧力を受けている。
英ポンドは横ばいの1.2649ドル。
ユーロも1.0697ドルと横ばいとなった。
ウェルズ・ファーゴ(ロンドン)のマクロストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「全体的に見て、欧州為替市場にとって最大の焦点となる6月末から7月上旬のフランス国民議会(下院)選挙を前に、市場は大きな値動きを求めることを躊躇しているようだ」とコメントした。
NY外為市場:
<債券> 米金融・債券市場では、薄商いの中、国債利回りがほぼ横ばいとなった。朝方は欧州国債利回りの低下に歩調を合わせるように低下した後、堅調な米経済指標を受けほぼ横ばいの水準に戻すなど、方向感のない取引となった。
先週14日以来、10年債利回りは4.1ベーシスポイント(bp)、2年債利回りは4bp、それぞれ上昇。週間ベースでは10年債が3週間ぶり、2年債が1カ月ぶりの上昇だった。
市場はFRB当局者の発言に注目。TDセキュリティーズの米国金利ストラテジスト、ゲンナディ・ゴールドバーグ氏は、FRBの金融政策の行方を見極めようと、来週発表される人消費支出(PCE)価格指数が注目されていると述べた。
金利先物市場が見込む9月利下げの確率は66%。
来週は財務省が合計1830億ドルの2年債、5年債、7年債の入札を実施する。
終盤の取引で10年債利回りは0.3bp上昇の4.257%。
30年債利回りは0.4bp上昇の4.3971%。
2年債利回りは0.1bp上昇の4.7301%。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス47.5bpと、前日からほぼ横ばい。
米金融・債券市場:
21日は株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の満了日が重なる「トリプルウィッチング」だったため、ボラティリティーが通常より高まった可能性がある。
LSEGのデータによると、市場は米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げの確率を58%と織り込んでいる。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.03対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は176億8000万株。直近20営業日の平均は120億5000万株。
米国株式市場:
<金先物> 対ユーロでのドル高基調に加え、米長期金利の上昇などを背景に反落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比37.80ドル(1.60%)安の1オンス=2331.20ドル。週間では0.76%安だった。
NY貴金属:
<米原油先物> 対ユーロでのドル高を背景とした売りに押され、下落した。この日から新たに中心限月となった米国産標準油種WTIの8月物は前日清算値(終値に相当)比0.56ドル(0.69%)安の1バレル=80.73ドルだった。9月物は0.53ドル安の79. 96ドル。
NYMEXエネルギー:
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