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円は対ドル157円台後半、ボラティリティー低下による円キャリー重し - Bloomberg - ブルームバーグ

20日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=157円台後半と、前日夕から下落して推移。前日の米国市場の休場や東京時間の手掛かり不足で大きな動きは期待しづらい。相場のボラティリティーが低下しており、低金利の円を売って高金利通貨に投資するキャリートレードが円の重しとなりそうだ。

 
  • 円は午前8時38分現在、対ドルで157円96銭で推移(19日午後5時時点は157円75銭)
    • 19日は157円61銭を高値に一時158円12銭まで下落

  大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは円相場について、相場を動かすような材料に乏しく「ボラティリティーが全体的に低いため、円売りの環境としてはかなり良好だ」と指摘。14日に付けた158円26銭を下回ると「テクニカル的に円売り安心感が広がるだろう」と語った。

前日からのドル・円の動き

  19日は米国が奴隷解放記念日の祝日で休場の中、円は主要10通貨に対してほぼ全面安となり、インフレの高止まりが利下げを遅らせている英国のポンドやオーストラリアドルがアウトパフォームした。ノルウェークローネやカナダドルといった資源国通貨も堅調に推移した。

  きょうはスイスと英国で金融政策が発表される。18日にはオーストラリア準備銀行(中銀)のタカ派的な政策スタンスが豪ドル高主導の円売り圧力になったことから、両中銀の政策スタンスとそれを受けた通貨の動きが注目される。石月氏は「クロス円での円売り圧力がじわじわと対ドルにも効きそうだ」と話した。

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