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ダイハツ、国内向けHV「ライズ」「ロッキー」でも試験手順に不正…対象7万台の出荷・販売を停止 - 読売新聞オンライン

 ダイハツ工業は19日、国内向けのハイブリッド車(HV)2車種で、安全性を確認する側面衝突試験の手続きに不正が見つかったと発表した。対象は約7・8万台に上る。4月に海外向けの自動車4車種で認証手続きの不正が発覚したことを受けて実施した調査で、新たに判明した。

 不正があったのはトヨタ自動車の「ライズ」とダイハツの「ロッキー」で、いずれも小型スポーツ用多目的車(SUV)。2021年11月に発売され、今月18日までの累計販売台数はライズが5万6111台、ロッキーが2万2329台。ダイハツは19日までに生産や出荷、販売を停止した。

 試験は電柱などを模したポールに運転席と助手席の車体両側をそれぞれ衝突させて安全性を確かめるもので、21年6月の認証取得時には、助手席側のデータのみを提出していた。運転席側の衝突試験を実施したかは調査中としている。

 認証手続きは海外向けと同様、滋賀県内にあるダイハツのテクニカルセンターで行われた。担当したのは同じ部署だが、異なる人物とみられるという。奥平総一郎社長はオンラインでの記者会見で「お客様をはじめとするステークホルダー(利害関係者)の皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 ダイハツの親会社のトヨタ自動車では、グループ内で相次いで不正が発覚している。日野自動車や豊田自動織機ではエンジンの性能試験を巡る不正があった。愛知製鋼でも、顧客の求める規格を満たさない鋼材を出荷していた。

 今回の不正は国内で販売されたトヨタブランドも対象で、大きな痛手となる。トヨタはグループ全体の問題と受け止めて製品やサービスに問題がないかを点検し、再発防止に率先して取り組む考えだ。

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