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ハト派的な日銀にも政策変更観測、スイス中銀の予想外の利上げ受け - ブルームバーグ

通貨オプションのトレーダーらは日本銀行が今週、スイス国立銀行(中央銀行)のように世界各国・地域の中銀に加わり、金融政策のサプライズで市場を動揺させるとみている。

  日銀の政策決定会合を17日に控え、円の1日の価格変動をヘッジする需要が2020年3月以来の高水準となっているほか、トレーダーらは既に値上がりしている円が20年3月以降で最も目立った形での上昇を演じる可能性があるともみている。16日にはスイス中銀が予想外となる15年ぶりの利上げを発表。スイス・フランは対ユーロでの上限が撤廃された2015年1月以来の大幅高となる見通しだ。

スイス中銀が07年来の利上げ、政策金利マイナス0.25%に-予想外 (1)

  日本の政策当局者は金融緩和を継続すると予想されているが、世界の市場では衝撃的な政策決定の可能性に関する観測が強まりつつある。

  2016年からイールドカーブのコントロールを続けている日銀はここ数日、利回りの上限を積極的に守る方針を示しているが、米金融当局が1994年以来の大幅利上げを実施したことを受け、日銀にこの政策スタンスの変更あるいはその政策をやめる時期に関するガイダンス提示を求める圧力が強まっている。円は16日、対ドルで大幅高となっている。

Options traders see a solid case as to own one-day volatility in the yen

  CIBCのG10通貨戦略責任者ジェレミー・ストレッチ氏は「緩和政策に関しては日銀が今や最後の中銀となっているため、日銀の方針に逆らう見方が市場で強まっているのは意外ではない」と16日のリポートで指摘。日銀は現行政策を維持すると同氏は見込んでいるが、「イールドカーブコントロール(YCC)のいかなる調整でも示唆されれば、円のバリュエーションの大幅な持ち直しにつながる」と記した。

原題:

Traders Bet Dovish Bank of Japan to Capitulate After Swiss Shock(抜粋)

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