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29日の外国為替市場で円が対ドルで一時1ドル=137円台と、1998年9月以来およそ24年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。21日に付けた1ドル=136円71銭の直近安値を超えて円安・ドル高が進んだ。6月に続き7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の大幅利上げを実施する可能性が意識されており、世界の主要中銀で唯一大規模な金融緩和を続ける日本の円を売る動きが続いている。
欧州中央銀行(ECB)が29日開いた金融シンポジウム「ECBフォーラム」で、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長やECBのラガルド総裁らが対談した。インフレに対応して欧米の金融引き締めが加速するとの思惑が浮上し、金融緩和を維持する日銀との対比から円売りが膨らんだ。
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