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日経平均反発、午前終値299円高の2万7713円 - 日本経済新聞

3日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比299円35銭(1・09%)高の2万7713円23銭だった。前日の米株式市場で主要指数が上昇したのを受け、グロース(成長)株を中心に買いが入った。利益確定売りや戻り待ちの売りも出て上値を抑えた。

米民間雇用サービス会社ADPが2日発表した5月の全米雇用リポートは、非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に下回った。金融引き締めの加速への懸念がやや和らいで米株式相場が上昇した。東京市場でも米金利の先高観に対する警戒感がやや後退し、高PER(株価収益率)のグロース(成長)株などの買い戻しが進んだ。

ファストリは2日に発表した5月の既存店売上高(直営店・EC含む)が前年同月比17・5%増え、株価は5%超上昇した。1銘柄で日経平均を120円ほど押し上げた。

上値では利益確定売りなども出やすかった。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの主要産油国でつくる「OPECプラス」は2日に原油の追加増産で合意したものの、規模については力不足との見方がある。「原油先物相場の上昇が続くなか、世界的なインフレや景気減速への懸念がくすぶる」(大和証券の林健太郎シニアストラテジスト)との声は多い。

東証株価指数(TOPIX)は反発した。午前終値は前日比5・28ポイント(0・27%)高の1931・67だった。一時は下げに転じた。

前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4150億円、売買高は5億6673万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1023、値下がりは733、変わらずは81だった。

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