ロシアが米国内のロシア国債保有者に支払いを履行することを可能にしている制裁免除の特例措置は、米東部時間25日に失効すると米財務省が24日に発表した。ロシアはこれにより、デフォルト(債務不履行)に追い込まれる可能性が高まる。
同省は、米国の銀行や個人が東部時間25日午前0時1分(日本時間同午後1時1分)以降、ロシア政府からの債務支払いを受け取ることができなくなる趣旨の外国資産管理局(OFAC)の 声明を掲載した。
![Treasury Market's Worst Run In Three Years Takes A Breather](https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iL462pBOSIus/v0/60x-1.jpg)
米財務省
Photographer: Samuel Corum/Bloomberg
イエレン財務長官は先週、制裁を免除する特例措置はそもそも時限的とされており、財務省が同措置の失効を容認する可能性がかなり高いと述べていた。
ただ、この結果、ロシアが実際にデフォルトに陥るかどうかは不透明だ。米国以外のロシア国債保有者はなお支払いを受け取れる可能性があり、ロシアの大手証券会社ITIキャピタルによれば、ロシア国債保有者の大半は欧州にいることから、デフォルト宣言に必要な条件を満たさない見通しだという。通常、同宣言の目安は既発債の25%の保有者の支払い不履行とされている。
ロシアは27日に約1億ドル(約127億円)の外貨建て債利払いを予定している。特例措置失効を見越して、ロシアは先週、資金移管を開始した。
ロシアが支払いを履行できなかった場合は最長30日の猶予期間が与えられる。
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Russia has about $1 billion in coupons due through the end of 2022
Source: Bloomberg News
原題: Russia Edges Closer to Default as US Lets Key Waiver Expire (2)(抜粋)
(詳細を追加して更新します)
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