ＥＣＢレーン氏、インフレ減速をより確信－６月利下げの可能性高まる - ブルームバーグ

欧州中央銀行（ＥＣＢ）のチーフエコノミストを務めるレーン理事は、最近のユーロ圏のデータを基にインフレ率が目標の２％に戻りつつあるとの確信は強まっていると述べ、６月に初回利下げが行われる可能性が高まったとの見方を示した。

　　スペイン紙エル・コンフィデンシャルとのインタビューでレーン氏は、先週発表されたユーロ圏のインフレ統計でサービスセクターへの物価圧力が昨年11月以降で初めて緩和された点に言及し、「インフレ抑制の次の段階において重要な第一歩だ」と述べた。

　　レーン氏は「４月のユーロ圏インフレ率速報値および１－３月（第１四半期）の域内総生産は、インフレ率が適時に目標へと戻るはずだとの私の確信を高めた」と語り、「現段階で個人的な確信のレベルは４月の会合と比べて高まっている。しかし当然のことながら、今から６月までにさらに多くのデータが発表されるだろう」と続けた。