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米総合PMIが上昇、22年4月以来の高水準-インフレ再加速 - ブルームバーグ

米国の企業活動は5月上旬、過去2年で最も速いペースで加速した。サービス部門の成長が拡大。インフレの指標も上昇した。S&Pグローバルが購買担当者指数(PMI)速報値を公表した。

キーポイント
  • 総合PMI速報値は3ポイント余り上昇の54.4
    • 2022年4月以来の高水準
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想全てを上回る
    • 前月は51.3
  • 製造業PMIは50.9
    • 前月は50
  • サービス業PMIは54.8
    • 前月は51.3
  • 指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す
US Business Activity Strengthens | Measure of output at factories, service providers reaches two-year high

  今回の統計は4-6月期(第2四半期)半ばに企業活動が全体的に著しく加速したことを示している。最近発表された経済指標では、4月 小売売上高は低調で、同月 鉱工業生産も製造業の落ち込みが響き停滞するなど、同四半期が勢いに欠ける滑り出しとなったことが示唆されていた。

  サービス業PMIは約1年ぶりの高い伸びとなり、製造業PMIも前月から上昇。こうした需要の底堅さがインフレの鈍化を妨げており、米金融当局がより長期に高水準での政策金利維持が望ましいと考える理由を説明する一助になっている。

FOMC議事要旨、より長期に高水準での政策金利維持が望ましい 

  総合の仕入れ価格指数は昨年9月以降で2番目の高さに上昇。販売価格指数も上がった。

  S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「興味深いのは、インフレの主な原動力が今やサービス業より製造業からもたらされていることだ」と指摘。米金融当局の目標であるインフレ率2%に向けた最後の1マイルは依然として達成が見えにくい状況であることを示していると述べた。

  製造業の仕入れ価格指数は2022年11月以来の高い伸び。サービス業の仕入れ価格と販売価格指数も上昇した。

原題: US Business Activity Expands Most in Two Years, Prices Pick Up(抜粋)

(統計の詳細を追加します)

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