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NY円、反発 1ドル=137円30~40銭で終了、米長期金利の低下受け - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=川内資子】21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日ぶりに反発し、前日比90銭円高・ドル安の1ドル=137円30~40銭で取引を終えた。21日の米債券市場で長期金利が低下し、日米の金利差拡大観測が後退し円買い・ドル売りが優勢となった。

米長期金利はほぼ一本調子で低下し、一時2.87%と前日終値(3.02%)から大きく水準を切り下げた。足元で景気減速の懸念を誘う指標の発表が相次ぎ、長期債が買われている。21日発表の週間の米新規失業保険申請件数は前週比で市場予想以上に増え、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は前月比で低下した。

円の高値は137円30銭、安値は138円84銭だった。

円は対ユーロで続伸し、前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=140円40~50銭で取引を終えた。円が対ドルで上昇したのにつれ、対ユーロでも円買いが優勢となった。

朝方は円売り・ユーロ買いが先行した。欧州中央銀行(ECB)が21日、通常の2倍となる0.5%の利上げを決めた。利上げ幅は0.25%だった一部の市場予想を上回り、ユーロ買いを誘った。ただ、次第にECBによる積極的な利上げがユーロ圏の景気を冷やすとの懸念が広がり、ユーロ売りが勢いを増した。

ユーロはドルに対して反発し、前日比0.0050ドル高の1ユーロ=1.0225~35ドルだった。ECBによる大幅利上げ決定や米長期金利の低下を受け、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。ただ、欧州の景気悪化の懸念からユーロ売りが出る場面もあった。

ユーロの高値は1.0279ドル、安値は1.0154ドルだった。

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