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関西電力、蔵王や北海道の風力発電所2カ所の建設断念 - 日本経済新聞

関西電力は29日、宮城県と山形県の県境にある蔵王連峰で建設を検討していた風力発電所と、北海道伊達市などで検討していた風力発電所の建設を断念すると発表した。環境配慮と収益性の両立が難しいため。蔵王の計画を巡っては、地元から景観への影響が大きいと反対の声が上がっていた。

関西電力は5月、北海道と宮城県で計5つの風力発電所建設に向けて検討を始めると発表した。うち宮城県川崎町と山形市の県境で計画していた発電所と、北海道伊達市・千歳市・白老町で計画していた2つについて事業を実施しないことを決めた。2つで計17万㌔㍗の発電出力を計画していた。

蔵王の計画は、当初は国定公園にも風車を設置する計画で、地元から反対の声が上がっていた。関電は国定公園内での風車建設を撤回する方針を示すなど協議を続けたが、地元理解の進展と収益性を両立させることは難しいと判断した。

北海道伊達市などの計画は収益性の確保が難しいと判断したもよう。

残る北海道の3計画については、検討を続ける。関西電力は再生可能エネルギーの導入拡大に向け、2040年までに新規で計500万㌔㍗を確保する計画を示している。

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