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【米国市況】株上昇、1ポイントの利上げ観測後退-ドル138円台半ば - ブルームバーグ

15日の米株式相場は上昇。今月の大幅利上げ観測が後退したことが背景。相次いで発表された米大手金融機関の決算も注目された。

  ドル・円相場は東京時間の水準からは小幅下落し、138円台半ば。

  • 米国株は上昇、1ポイント利上げ観測後退-銀行の上げ目立つ
  • 米国債は中長期債中心に上昇、10年債利回り2.92%
  • ドルは下落、138円台半ば-ユーロは等価上回る水準維持
  • NY原油は週間で続落、リセッション懸念強まる
  • NY金は週間で5週連続安、2018年以来の最長-ドル高基調で

  S&P500種株価指数は前日比1.9%高の3863.16と、6営業日ぶりに反発。ダウ工業株30種平均は658.09ドル(2.2%)上げて31288.26ドル。ナスダック総合指数は1.8%上昇。この日は1兆9000億ドル(約263兆円)相当の オプションが期日を迎えた。

  シティグループの好調な 決算を背景に、銀行株の上げが目立った。短期金融市場では今月の75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げがほぼ織り込まれている。依然積極的な引き上げではあるが、1ポイントとの見方は後退した。

1ポイントの米利上げ観測が後退、地区連銀総裁の発言と経済統計で

  ミシガン大消費者マインド指数では、米消費者の長期インフレ期待が7月初旬に予想以上に低下した。アトランタ連銀のボスティック総裁は過度に大幅な利上げに消極的な姿勢を示したほか、セントルイス連銀のブラード総裁は今月の連邦公開市場委員会(FOMC)でどの程度の利上げ幅を支持するかについて言及を控えた。

米消費者の長期インフレ期待、1年ぶり低水準-ミシガン大指数 (1)

  ネーションワイドの投資調査責任者、マーク・ハケット氏は「リセッションの可能性はますます高まっているが、強気派は多くの悪いニュースが既に織り込まれつつあるとしている。リセッションが浅いものとなれば、今後1年にわたり相場には上昇の余地がある」と指摘。「そこに至るまでの道のりは心地良いものではないかもしれないが、企業決算が持ちこたえられるなら、慎重ながらも楽観になれる理由はある」と述べた。

  米国債市場ではニューヨーク時間午後4時12分現在、10年債利回りが4bp低下の2.92%。

  外国為替市場ではドルが下落。イタリアの政局混迷にもかかわらず、ユーロは対ドルでパリティー(等価)を上回る水準を維持した。円は小幅に値上がり。

  来週の欧州中央銀行(ECB)と日本銀行の政策会合などの結果が、ドル高基調継続の是非を決める一因となる見通しだ。

  主要通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%低下。ニューヨーク時間午後4時13分現在、ドルは対円で0.3%安の1ドル=138円55銭。一時は138円39銭を付ける場面もあった。ユーロは対ドルで0.6%高の1ユーロ=1.0080ドル。

Oil posted its second weekly decline on slowdown concerns

  ニューヨーク原油先物相場は反発。ただ、週間ベースでは続落し、4月以来初めて1バレル=100ドルを下回って1週間を終えた。景気減速を巡る懸念が強まり、今週もボラティリティーの高い展開となった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前日比1.81ドル高の1バレル=97.59ドルで終了。週間では6.9%下げた。ロンドンICEの北海ブレント9月限は前日比2.06ドル高の101.16ドル。

  ニューヨーク金相場は週間ベースで5週連続安と、ほぼ4年ぶりの長期下落局面。ドル買いの動きが強まる中、安全逃避先とされる金は脇に追いやられる格好となった。

  金スポット価格はニューヨーク時間午後3時14分現在、前日比0.3%安。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限はこの日、0.1%安の1オンス=1703.60ドルで終了。週間では2.2%下げた。

原題: Stocks Rally as Odds of Fed Going Bigger Come Down: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Gain After Data, Fed Speakers Ease 100bp Hike Chance(抜粋)

US Dollar Retreats From Record High, Euro Gains: Inside G-10(抜粋)

Oil Drops for a Second Week as Fears Recession Fears Magnify(抜粋)

Gold Set for Longest Run of Weekly Losses Since 2018 on Dollar(抜粋)

 

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