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〔マーケットアイ〕株式:前場の日経平均は続落、日銀政策修正に思惑 金利上昇や円高を警戒 - ロイター (Reuters Japan)

午前の日経平均は続落、日銀政策修正に思惑 金利上昇や円高を警戒

 9月11日、前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比62円80銭安の3万2544円04銭と続落した。写真は都内にある東京証券取引所で2015年8月撮影(2023年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 11日 ロイター] - <11:45> 前場の日経平均は続落、日銀政策修正に思惑 金利上昇や円高を警戒

前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比62円80銭安の3万2544円04銭と続落した。前週末の米株高を好感し小反発で寄り付いたが、日銀の植田和男総裁の新聞インタビューでの発言を受けて、日銀の政策修正を巡る思惑から金利上昇や円高が警戒された。

日経平均は83円高と反発して寄り付いた。米株高が好感されたほか、前週後半の2日間でに600円超下落しており、自律反発を期待した買い戻しも入った。その後は短時間でマイナスに沈み、軟調な推移が続いた。

植田総裁の発言を受けて、現物債市場で新発10年国債利回り(長期金利)が0.700%と、2014年1月以来の高水準に上昇。不動産株の下落が目立ったほか、ドル/円が一時146円後半へと円高方向に振れ、輸送用機器など輸出関連株の一角がマイナスとなった。

一方、銀行や保険などの金融株はしっかり。原油高となる中、鉱業や石油・石炭製品も高かった。TOPIXグロース指数の0.5%安に対し、同バリュー指数は0.6%高で、TOPIXは小幅ながらプラスだった。

日経平均は、一時196円安に下げ幅を拡大した後は下げ渋ったが、上値を買う様子もなく、市場では「(日銀の政策修正思惑の株価影響は)ポジティブかネガティブか判断しにくいとの事情が現れているのだろう。海外投資家の受け止めを見極める必要もありそうだ」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司ファンドマネージャー)との声が聞かれた。

読売新聞が9日付で掲載したインタビュー(6日実施)では、植田日銀総裁は「マイナス金利の解除後も物価目標の達成が可能と判断すれば(解除を)やる」としたほか、来春の賃上げ動向を含め「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」などとした。

TOPIXは0.1%高の2361.45ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆5967億8400万円だった。東証33業種では、値上がりは銀行や保険、電気・ガスなど14業種で、値下がりは不動産やサービス、機械など19業種だった。

東京エレクトロン(8035.T)やリクルートHLDG(6098.T)が軟調。キーエンス(6861.T)はさえなかった。一方、三井住友FG(8316.T)が年初来高値を更新。INPEX(1605.T)は堅調だった。傘下企業のIPO価格のレンジ引き上げを検討と伝わったソフトバンクグループ(9984.T)はしっかりだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが835銘柄(45%)、値下がりは936銘柄(51%)、変わらずは64銘柄(3%)だった。

<10:15> 日経平均はマイナス、半導体関連安目立つ TOPIXはプラス

日経平均は小反発で寄り付いた後、マイナスに転換した。一時126円安に下落したが、その後は下げ渋り、足元では40円安程度となっている。

グロース株を中心に売られ、とりわけ半導体関連株の下げが目立つ。東京エレクトロン(8035.T)とアドバンテスト(6857.T)の2銘柄の下落で日経平均を約65円押し下げている。前週末に米半導体株指数(SOX指数)が小幅下落したことなどが嫌気されている。TOPIXグロース指数は0.4%安。

日本銀行の植田和男総裁の新聞インタビューでのタカ派発言を受けて不動産は軟調。ドル/円は一時146円後半へと円高方向に振れた場面では、輸送用機器など輸出関連株の一角もマイナスとなった。

一方、TOPIXバリュー指数は0.7%高で、TOPIXは小幅ながらプラスを維持している。銀行や保険といった金融株が、しっかり。原油高となる中、鉱業や石油・石炭製品も高い。

<09:04> 日経平均は小反発で寄り付く、米株高受け 材料難で値動き限定的 

寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比83円70銭高の3万2690円54銭と、小幅に反発してスタートした。前週末の米国市場で主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも買いが先行。東証33業種では幅広い業種が値上がりしている。もっとも、新規の材料難から値動きは限定的となっている。

個別では指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983.T)が小じっかり、主力のトヨタ自動車(7203.T)は小幅高、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T)は2%超高と堅調。一方、アドバンテスト(6857.T)1.5%超安と軟調に推移している。

<08:20> 寄り前の板状況、フリービットが買い優勢 ベステラは売り優勢

東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群は以下の通り。

買い優勢

売り優勢

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