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今日の株式見通し=軟調、米株安を嫌気 値がさ株売りに警戒 - ロイター (Reuters Japan)

[東京 31日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な展開が想定されている。前日の米株市場で主要3指数がそろって下落したことを嫌気して、日経平均も売り先行でスタートするとみられている。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を受けて、金融引き締めの長期化が警戒される中、米長期金利は上昇基調にある。金利敏感な値がさ株売りが出る可能性もあり、日経平均は下値模索の展開となりそうだ。

日経平均の予想レンジは2万7800円─2万8000円。

前日の米国株市場では、主要3指数がそろって下落した。この日発表された指標で求人数の増加が示され、連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げ路線を維持する新たな根拠となるとの懸念が広がった。

きょうの日本株市場では米株安の流れを引き継ぎ、売り先行でスタートする展開が予想され、心理的節目の2万8000円を下回る水準での推移が続くとみられている。

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は30日、高インフレに対処するため、米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を3.5%を幾分上回る水準に引き上げる必要がある公算が大きく、2023年に利下げが実施される可能性は低いという認識を示した。

これを受けて、「米金融引き締め長期化への警戒感が意識されやすく、きょうの日経平均は下値模索となりそうだ。2万8000円以上での上値の重さを再確認する展開になるのではないか」(みずほ証券のシニアテクニカルアナリスト・三浦豊氏)との声が聞かれた。

米10年債利回りは足元、3.1%台で推移するなど、再び上昇傾向となっており、

「値がさのグロース(成長)株は弱い動きになりそうだ」(三浦氏)との意見も出ていた。三浦氏は、きょうの日経平均は2万7800円程度まで下落するとみる一方、時間外取引の米株先物が軟調に推移した場合は、下落幅が拡大する可能性もあると指摘した。

主なスケジュールでは、国内では7月鉱工業生産速報(経産省)などが公表予定となっているほか、中川日銀審議委員が函館市金融経済懇談会であいさつを行った後、会見を開く予定。海外では、中国で8月製造業PMI(国家統計局)、ユーロ圏で8月消費者物価指数速報値(統計局)、米国で住宅ローン・借換え申請指数(米抵当銀行協会)などが発表される予定。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均     28195.58 29388.16 24681.74

+316.62 2022/01/0 2022/03/0

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