英国の物価上昇ペースは７月に予想以上に加速し、インフレ率が40年ぶりの２桁台となった。消費者に対する圧迫が強まっており、政府とイングランド銀行（英中央銀行）は行動を迫られている。
英政府統計局（ＯＮＳ）が17日発表した７月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は前年同月比10.1％上昇した。エコノミスト予想は9.8％上昇だった。６月の9.4％上昇から一段と伸びが加速した。
Bleak Winter
UK gas prices have doubled since the BOE's May inflation forecasts
Source: ICE Futures Europe Commodities
英中銀によれば、規制当局がエネルギー料金引き上げを再び認めた場合、インフレ率は年内に13％を超える見込み。これは1980年９月以来の高水準で、当時のサッチャー政権は賃金・物価上昇の悪循環への対応に苦慮した。
今回のインフレ統計発表後、短期金融市場では英中銀が来年５月までに政策金利を計２ポイント引き上げるとの見方が織り込まれた。英中銀は今月、0.5ポイントの利上げを実施。トレーダーらは現在 1.75％の政策金利が3.75％に上昇すると想定している。
原題： UK Inflation Hits Double Digits for the First Time in 40 Years、 Traders Bet on Two Percentage Points More of BOE Rate Hikes（抜粋）
(最終段落に短期金融市場の金利見通しを追加して更新します)
からの記事と詳細
https://ift.tt/Yc3gnqZ
ビジネス
Bagikan Berita Ini
0 Response to "英インフレ率、40年ぶり10％突破－７月ＣＰＩは予想超える上昇率 - ブルームバーグ"
コメントを投稿