やっとほっとどっとつばさ東京直通再開、帰省に旅行に - goo.ne.jp

　先月16日深夜の地震発生以降、福島―新庄間の折り返し運転を続けてきた山形新幹線つばさ。ＪＲ東日本は2日、不通となっていた東北新幹線の郡山―福島間で安全確保の見通しが立ったため、17日ぶりに東京直通の運行を再開した。利用者からは「直通運転は便利。大変ありがたい」などと安堵（あんど）の声が聞かれた。

　同日午前10時半前。山形市のＪＲ山形駅の新幹線ホームでは、同10時41分発東京行きのつばさに乗り込む家族連れなどの姿が見られた。群馬県太田市から山形市内の実家に帰省していたガードナー・菜穂子さん（48）は「帰るために再開するタイミングをずっとうかがっていた。直通の便利さを実感している」と安心した表情を浮かべた。

　東京駅を出発し、同11時4分に山形駅に到着するつばさは満席。ドアが開くと、大きな荷物を持った乗客が次々とホームに降り立った。観光で訪れた東京都江戸川区の自営業北村博昭さん（71）は「1カ月前から旅行を計画していた。在来線などを乗り継いで来る予定をしていたが、直通になりラッキーだ」と笑顔を見せた。

　新庄市のＪＲ新庄駅でも帰省客らの姿が見られた。神奈川県から庄内町の実家に帰省した会社員成沢真於（まお）さん（30）は、新潟経由での移動を検討していたが、直通運転再開を聞いたため山形新幹線を利用し新庄まで来た。「安全第一の運行が優先されると思う。家族に会えてほっとした」と話していた。

Adblock test (Why?)