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日経平均は続伸、外部環境の改善で 半導体などしっかり - ロイター (Reuters Japan)

日経平均は続伸、外部環境の改善で 半導体などしっかり

 10月25日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比207円57銭高の3万1269円92銭と、続伸して取引を終えた。写真は2020年10月、東証で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比207円57銭高の3万1269円92銭と、続伸して取引を終えた。米長期金利の上昇に一服感がみられる中、米国市場でハイテク株高となった流れを引き継いだ。中国・香港株などアジア株の底堅い値動きのほか、中東情勢を巡る地政学リスクへの警戒感がいったん和らいだことも好感された。業種別では半導体関連や自動車、銀行が総じてしっかりだった。

日経平均は240円高で寄り付いた後、前引けで404円高の3万1466円92銭で高値を付けた。日経平均は23日までの3営業日で1000円超下落したため、前日に続ききょうも自律反発を期待した買いが優勢となった。ただ、直近下落の半値戻し達成後は上値が重くなり、徐々に上げ幅を縮小する展開となった。

大和証券の細井秀司シニアストラテジストは、株価の行方はこれから本格化する企業決算が左右するとの見方を示す。23日に決算を発表したニデック(6594.T)は株価が年初来安値圏で推移しており、市場では今後の決算を不安視する声が少なくない。「電子部品などを中心に在庫調整が続いているが、仮に決算でいい数字が確認できた場合、サプライズとなり株価押し上げが期待できる」という。

国内での決算発表のほか、来週は日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、様子見ムードも強かった。米国では下院議長選も党内対立で難航していることから「政府閉鎖リスクが再びくすぶっており、株価を大幅に押し上げる地合いにはなりづらい」(国内証券)との声もあった。

TOPIXは0.61%高の2254.4ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.61%高の1160.23ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆1379億4400万円だった。東証33業種では、値上がりは石油・石炭製品、銀行、輸送用機器、卸売、機械など27業種で、値下がりは精密機器、陸運など6業種だった。

主力株では、東京エレクトロン(8035.T)、アドバンテスト(6857.T)、ソフトバンクグループ(9984.T)、ファーストリテイリング(9983.T)がしっかり。ファナック(6954.T)、リクルートホールディングス(6098.T)はさえなかった。

きょうプライム市場に新規上場したKOKUSAI ELECTRIC(6525.T)は、公開価格を15%上回る2116円で初値を形成後、2436円まで上値を伸ばし、2350円で引けた。プライム市場の売買代金ではレーザーテック(6920.T)に次ぐ上位第2位となった。

新興株式市場は、マザーズ総合が0.57%安の647.37ポイントと、反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが974銘柄(58%)、値下がりは630銘柄(37%)、変わらずは55銘柄(3%)だった。

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