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NTT西日本の子会社900万件情報流出、元派遣社員が名簿業者に売ったか…勧誘電話に悪用確認 - 読売新聞オンライン

 NTT西日本傘下でコールセンターの受託運営を手がけるNTTマーケティングアクトProCX(大阪市)は17日、約900万件の顧客の個人情報が外部に流出したと発表した。コールセンターのシステムを保守管理するグループ会社の元派遣社員が、サーバーから個人情報を不正に入手し、名簿業者に渡していた。情報が商品やサービスの勧誘電話に悪用されたことが確認されたという。

 少なくとも2013年7月~23年1月にNTT西、NTTドコモを含む59組織の顧客の氏名や住所、電話番号などが流出した。クレジットカード情報の流出も81件あった。NTTマーケは委託元の詳細を明らかにしていないが、福岡県は17日、最大で約14万人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。自動車税を期限内に納めなかった人に電話で納税を呼びかける業務を委託していた。

 また、大阪府岸和田市で約1万5000人分、大阪府河内長野市で約4400人分の個人情報が、それぞれ流出した可能性がある。

 元派遣社員は08年6月、NTT西傘下のNTTビジネスソリューションズ(大阪市)に配属され、システム保守を担当。サーバーへのアクセス権限を悪用し、USBメモリーに個人情報をダウンロードして名簿業者に売り渡したとみられる。

 NTTマーケによると、昨年4月に委託元から流出の可能性を指摘されたが、社内調査で確認できなかった。今年7月、委託元から相談を受けた警察が不正競争防止法違反容疑で捜査したことで流出が発覚したとしている。元派遣社員は同月に退職した。室林明子社長は記者会見し、「社内調査で被害を把握できなかった。調査が適切だったかも含め総点検し、信頼を回復したい」と謝罪した。

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