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NY商品、原油が反発 イラン核合意交渉の一時停止で 金は反落 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比3.31ドル(3.1%)高の1バレル109.33ドルで取引を終えた。イラン核合意の復活交渉の一時停止が伝わり、米欧のロシア制裁に伴う原油需給の逼迫解消に時間がかかるとの見方が買いを誘った。

最終段階にあるイラン核合意の復活交渉が一時中断したことが11日に明らかになった。ロシアが米欧による制裁が同国とイランとの貿易に影響しないよう保証を求めており、最終局面の協議に影響している。ロシア産原油の供給不足を緩和するとみられるイランの原油輸出再開に不透明感が強まった。

原油先物は週初に14年ぶりの高値(130.50ドル)を付けた後、10日終値までに19%下落していた。中東産油国や米シェール企業による増産がロシアの輸出減を補うとの観測が背景にあった。ただ、一部産油国やシェール企業は早急な増産に消極的とも報じられている。需給逼迫が長引くとの観測を手がかりに、改めて買い持ちを積み増す動きがみられた。

ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比15.4ドル(0.8%)安の1トロイオンス1985.0ドルで取引を終えた。ロシアのプーチン大統領が11日、「ウクライナとの対話で前進があった」と述べたことが伝わった。ロシアとウクライナが停戦に向かう可能性が期待され、リスク回避の際に買われる金相場の重荷となった。

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