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米国株、ダウ続伸で始まる 景気敏感株に買い先行 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=古江敦子】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸して始まった。午前9時35分現在は前日比245ドル48セント高の3万4568ドル53セントで推移している。朝方発表の米新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、労働市場の改善が加速しているとの見方が広がった。金融や資本財など景気動向に業績が影響されやすい銘柄に買いが先行している。

新規失業保険申請件数は40万6000件と前週から減り、市場予想(42万5000件程度)よりも少なかった。昨年3月に新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降の最低水準となり、「景気回復が進んでいる明確なサインだ」(オックスフォード・エコノミクス)と評価する声があった。

航空機のボーイングが3%超の上昇となり、ダウ平均を押し上げている。欧州の同業エアバスが景気回復に伴う増産を計画していることが明らかとなり、買いが波及した。建機のキャタピラーや機械のハネウェル・インターナショナルなど資本財の一角にも買いが目立つ。米長期金利が上昇し、金融のJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスが利ざや拡大の観測から上げている。

一方、金利上昇を受け高PER(株価収益率)のハイテク株には割高感が意識されやすい。ソフトウエアのマイクロソフトや、取引終了後に四半期決算の発表を控える顧客情報管理(CRM)のセールスフォース・ドットコムは下落している。

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